新型コロナウィルスの市中蔓延受け入れ論は老人殺しである

本日、2月23日(日)、日本テレビ系「日曜報道THE PRIME」に出演した橋下徹氏が新型コロナウィルスについて持論を展開しました。
氏がかねてからたびたび述べてきている、新型コロナウィルスの蔓延をもはや受け入れろというものを述べたもので、巷にもこの意見に同意する言説がちらほら見かけるが、とんでもない話です。

 

 

今回、橋下氏が述べた意見を要約すると
新型コロナウィルスはこれまでの新型インフルエンザのように共生していくしかないというもの。
コロナウィルス自体は風邪の原因ウィルスのひとつとして自然界に存在するが、そのような状態をもはや受け入れろというのである。

 

彼が盛んに言うのが彼が大阪で首長していた時代の新型インフルエンザの事例。
この時の自身の対処を自画自賛し、それをトレースしろというのである。

現在新型インフルエンザは、季節性のインフルエンザとして定着しているが、同じであるとし
大阪では一週間学校を休校し、ピークをずらすことで、2,3週間ずらすことに成功し、病院の急激な患者によるパンクを避け、うまく対処できたというのだ。

 

 

これは大間違い。
あのときの新型インフルエンザはあくまでワクチンが効かないということであったが、従来のインフルエンザ薬が効き、新型コロナウィルスのように治療薬が無いような状態ではない。
また検査で従来型のインフルエンザと誤認するというだけで、インフルエンザの判定は可能だった。
今回のように無症状で感染機関が長いなどの形質もありません。

全く新型インフルエンザとは違う状態であり、新型インフルエンザを例に語る彼の持論は間違っています。

 

 

さらに氏は、現在の陽性患者を1件1件動向追って感染例をカウントするのは無意味と切り捨てる。
イベント自粛についても、学校休校のように1、2週間は必要にしてもピークを越えたら自粛をやめるべきとする。

 

彼の言う論理の通りしたら、その1、2週間で治療薬ができるのですか?検査キットが出回り状況把握できるのですか?
そんなわけはなく、やはり新型インフルエンザとは違う事案なのです。

これらを規制措置を行わず感染拡大を放置すれば、休校にしたところでピークは収まるわけもなく、さらなる拡大を放置してしまいます。
彼の言う「新型コロナウィルスとの共生」とはこれでは市中蔓延状況の看過でしかありません。

しかもこの治療薬も無く実態も検査できず分からない状態での(彼の言うところの)「共生」は、共生どころか人が死ぬ話です。
今回の新型コロナウィルスは、若い人には軽症で快癒することが多いそうですが
御老人や持病ある人は極端に重症化することが言われています。
また、透析患者も重症化しやすいとも。

(C)NHK おはよう日本

 

何度も言いますけど検査キットが無く、各病院での検査ができないため、検査が遅れ、実態が掴めない状況にあります。
この状態で「共生」ということは、通常の風邪として市中蔓延状況ということです。

 

分かりやすい例として透析患者を例に出せば、
透析患者は数日ごとに病院に通い、何時間もかけて透析を受けねば死ぬのです。
しかし透析患者は新型コロナウィルスの高リスク者になります。

普通の風邪と混在し、ステルス蔓延。病院には新型コロナ患者がうじゃうじゃ居る状態ですよ、「共生」って。
ここに透析患者が行くのは命がけです。

透析受けなかったら死ぬし、病院いけば透析患者にとっては生きる死ぬの問題になりうる恐ろしい新型コロナウイルス患者が単なる風邪としてわんさと居るのです。
これでは死ななくていい人が死ぬことになります。

こんな状況を今作ってはならないのです。
なんとしても止めて、こんな市中蔓延状態を阻止しなければならない状況にあります。

 

 

橋下氏の、新型コロナウイルス共生論は、軽症で済む場合が多い若年者、健常者の論理です。
老人にとっては生きる死ぬかかった大問題になりうる話です。

ずっと先になるでしょうが治療方法確立し、ワクチンなども普及したら別ですけど、

今の段階で一週間の休校をしたらピークが分散するとして、発生1件ごとの綿密な調査や、一気に拡大しかねない人の集まるイベントの自粛をか無駄と切り捨てるのは、ありえません。

 

番組でも検査キットの問題で実態が分かってないからと他の出演者から異論も出ましたが
「分からないときに決断するのが政治の役目!」という意味の分からないことを言って強弁しておりましたが
あまりにも考えが浅いです。身近に持病持ちのかたなど居ないのでしょうか?

 

 

現段階は、新型コロナウイルス封殺目指し全力をあげるべきフェーズです。
現状、政府の初動にミスは目立つものの、SARSだって封殺したではないですか。
封殺を放棄してしまうことは、さらなる蔓延を意味し、透析患者をはじめ、持病持ちやご老人の命が失われることを看過するのも同じ。死ななくていいかたが死ぬのを許容するも同然。
このような軽薄な意見が広まるのは由々しき事態であると考えます。

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