大阪メトロ(大阪市営地下鉄が民営化されたもの)の駅名などの英語表記がめちゃくちゃで笑われている。
インバウンドを強調する中、こんなの外国人が見たら大恥でしょう。
外国人から見れば、よく中国製品の変な日本語とかお笑いネタになりますが、その類です。
Tenjin bridge muscle 6-chome → 天神橋筋六丁目(強そうだな)
near Eyes 3 → 三両目付近(eyesで両目ですよ!)
World Teahouse line → 天下茶屋行(line:行列の行だね!)
他もいっぱい異常な表記が頻出。
昭和町(しょうわちょう)も「showa-machi」になってる。
太子橋今市(たいしばしいまいち)は「Prince Bridge Imaichi station」
千林大宮(せんばやしおおみや)が「Thousand Lin Omiya station」
太子橋(たいしばし)を「プリンスブリッジ」、千林を「サウザント リン」
文の里(ふみのさと)は「the sentence-ri station」!「センテンス・リ!」
横堤(よこづつみ)は「Transverse Tsutsumi Station 」
特にひどいのが恵美須町駅(えびすちょう)
「Ebisucho, Hokkaidō」ほ…北海道!?
一体なぜこんなことになっているのだろう?
いったいどこに発注したらこんなことになるのか想像も付かない。
中国企業など外国企業に発注したとかだろうか?
どうも全体に見ると内容的に自動翻訳とも違うようで、かといって日本人がやる間違いには思えない。
このたりも民営化の結果、随意契約し放題でブラックボックスで市議会で追及して明らかにはできないんですよね。
このあたりは民営化のデメリットです。
そもそも民営化にあたり、その請負人として京阪から民間採用された藤本交通局長は身内への不当な髄契約三昧が発覚し、大問題になりました。
しかしこれを維新市政は擁護しつづけ、首にせず、満期務めさせ(つまり退職金)、今は市の外郭団体に天下りさせている。
・3駅のホームに知り合いの書家の作品を1500万円で掲示
・知人の会社の企画の提案を受け、複数の駅で芸術作品を展示し、終電後の心斎橋駅でパーティーを計画。協賛金が集まらず800万円支出
・市営地下鉄シンポジウム、局長らが広告代理店と会食。その後公募で同社が選定される。
・契約先を決める公募審査→有識者3人で決めるはずが、職員だけで決定していた
このような随意契約を巡る不祥事がありながら、延々守り続けたのである。
そもそも大阪市営地下鉄の民営化は当時の大阪商工会議所(当時会頭は京阪の佐藤会頭)の要望書があり、それに基づいて動いたような構図もあり
民営化という話は私鉄業界の要望の様相もある。
はたして民営化は正解だったのか?という疑念もあるのではないだろうか。
【追記】
全国ニュースでも今件は取り上げられ、報道によれば外国語版サイトはリアルタイムに自動翻訳するシステムを昨年9月から入れていたそうで、現在外国版サイトは全て削除。
ということは半年この状態が放置されていたことになる。
外国人観光客は当然これを見て多くが迷ったのではないのか?
駅員に「センテンス・リ!センテンス・リ」と問い合わせて「???」みたいなやりとりも頻発したのではないか。