松井一郎前知事は、退職金を廃止したとして、身を切る改革として喧伝したことがあります。
しかし実は退職金を同額月額給与に上乗せするという意味の無いものであった。
しかもこれをすれば、月額給与によりボーナス額が決まるので、ボーナスが増えてしまい、結果総額としては報酬アップになるというオチでした。
そもそも松井はこの廃止をこのように身を切る改革と喧伝。
退職金カットがあたかもゼロ円になったかのように書いて府民を騙しています。
しかし現実はこうです
「松井一郎」大阪府知事の人気取り「退職金廃止」の裏で給料アップ | デイリー新潮
■府民を愚弄
つまり、退職金をなくす代わりに、1200万円を48カ月(1期4年)で割って、現行の130万円に上乗せ。給料は、逆に約20万円アップし、150万円になる。その上、給料をもとに算出されるボーナスも年間100万円程増えることになる。
松井知事の「身を切る改革」/「退職金ゼロ」→実は給料に上乗せ→ボーナス増えて手取り増 | 共産党大阪府議団
マスコミ各紙はこれをうけて「大阪府知事退職金、全国初の『ゼロ』へ」(「産経」)、「大阪府知事の退職金廃止へ 月給に上乗せ」(「朝日」)など、あたかも、知事が自らの退職金廃止を全国に先駆けておこなうかのような報道がなされています。
ところが実際には、知事の受け取る年間総額は増える計算です。
知事は「民間と報酬のあり方について、非常に近くなってきてよかったです」などと語っていますが、実質賃金が減少し、消費抑制を強いられている市民の感覚と、離れているのは知事のようです。
維新の会の「身を切る改革」の実像が姿を表した格好です。
この不都合な事実を公明党の候補が演説で指摘。
この話を蒸し返されることに松井一郎は危機感覚えたらしく、
「デマを公明候補が言ってます!刑事告訴すべきだ!」という無知な支持者のツィートを引用し、「デマだ!」とだけ言い、Twitterのフォロワーをけしかけようと扇動をします。
あたかもこれではよく知らない人は、この候補が刑事告訴されるような大嘘を言ってるかのように思うでしょう。
実は全く事実を言ってるにすぎないのに、
この松井の発信に維新の議員らが乗っかって「酷いデマだ」と連投
維新の今回の選挙の特徴ですが都合悪い事実指摘には「デマだ」としか言いません。
具体的にどうデマなのかは言わず、ただただ相手陣営を「反対派はデマ」と、その発信力でレッテルを張ろうとしている。
おまけに今回の知事選で維新の対立候補に悪質なデマ記事を書き維新へ便宜を図ったアノニマスポストが。この件でもあたかも公明候補がデマを書いたかのような悪質な維新ヨイショ記事をあげる。
以前の維新に便宜を図ったデマ記事の話はこちら
なんとも醜悪な選挙です。
維新は痛い指摘を受けると、まともに反論できないものだから
物量で相手にレッテルを張ってごまかしとおして投票日までつっきろうとしている。
今回のこの件、公明候補の言っていることは事実でしかない。
それが犯罪者のようにレッテル貼られ徹底的な維新のネガキャンに晒されるというのだから酷い話です