吉村洋文「都構想隠しは僕の案」、池田かつし「我々の目標は当然に都構想」

吉村洋文「都構想隠しは僕の案」、池田かつし「我々の目標は当然に都構想」などなど2年前には維新の都構想隠し関連では迷言が飛び交った。


 

吉村洋文「都構想隠しは僕の案」

吉村洋文は2年前、大阪市長であったが、同時に大阪維新の会の政調会長という要職に就く幹部である。
その吉村が、堺市長選での都構想を争点としないのは自身の提案であると明かした。結局選挙戦略で都構想隠しをしたというべきものかと思う。

 

 

大阪市長選挙では、選挙公報に一切特別区住民投票の再実施に触れず、争点はそこではないと、その他の細かな案件に選挙争点を持っていく戦略を取った。

 

この吉村洋文にはこの手の市民を欺く言動の前科がいくつかある。

吉村氏は大阪市長選でも同様の都構想を争点化させない戦略を取り、見事市長に当選した実績がある

吉村氏の大阪市長選挙での選挙公報(一切都構想も、住民投票再実施にも触れず)


結果、特別区住民投票では66.83%もの高投票率となり否決になったのに対し、この大阪市長選挙では投票率は50.51%に留まり、この投票率はその前の市長選も下回る結果である。
大阪市存続派のどれだけが「今回争点では無い」とし、投票に行かなかったのでしょうか?

しかし当選するや否や、信認は得たとし、住民投票再度に必要な法定協議会設置にまい進する状況となった。

堺市長選でも、過去に大阪維新の会は都構想を全面に押し出し、失敗した経験を踏まえ、そこを争点化したくない思惑がすけて見えます。
「4年間都構想議論はしない」としても、党として都構想を目指す方針には変わりはないのでしょうから、4年の市政がそれ前提で行われかねず、
現在まだ特別区に解体はされていない大阪市で行われているような、市の機能の統合や民営化、独立行政法人化などの案件が進む可能性は高い。

 

 

 

また、大阪市では現在公明党の推す「総合区」(今の行政区の権限を高める仕組み)も同時に議論するとし、、公明党から特別区住民投票再度に向けて協力を得てきた
しかし先日、吉村大阪市長が、身内の会合で「総合区はカモフラージュ」とはなからやる気がないままポーズでやってる風をしていると内実をばらしている映像が発覚、物議をかもしている。
(議会で共産党・山中大阪市議からカモフラージュ発言を問われたときは「そんな事実は無い」と否定し山中市議を厳しく糾弾したが、のちに映像が出てきて謝罪に追い込まれる)

 

 

【総合区はカモフラージュ!?】維新の吉村大阪市長 議会での嘘がバレる!
https://togetter.com/li/1148438

吉村市長「都構想をもう一回やりたい、この任期で。総合区とか戦略練って進めてるが、山の頂上は特別区をやり都構想をやり大阪を都にして日本を引っ張る街にしたい。

いろんな戦略は練るが、そこしか見てない。カモフラージュする時あるが、それは作戦」

 

このような吉村大阪市長の誠実でない体質はいかがなものかと思いますし、
この吉村氏が政調会長として党の戦略を取り仕切っているという事実は押さえておきたいところです。

大阪市では現在公明党の推す「総合区」(今の行政区の権限を高める仕組み)も同時に議論するとし、公明党から特別区住民投票再度に向けて協力を得てきた。
しかし吉村氏が、身内の会合で「総合区はカモフラージュ」とはなからやる気がないままポーズでやってる風をしていると内実をばらしている映像が発覚、物議をかもした。
(余談だが議会で共産党・山中大阪市議からこのカモフラージュ発言を問われたときは「そんな事実は無い」と否定し山中市議を厳しく糾弾したが、のちに証拠映像が出てきて謝罪に追い込まれる)

 

 

池田かつし「我々の目標は当然に都構想」

池田かつし・堺市議は正直者なのか、本音を明かしてくれる人物である。

 

2015年時点

2017年堺市長選時

「本音は都構想だが、今は」と正直です。
しかしこの「4年間議論してない」は嘘です。

 

堺市議会の議事録には都構想について維新の堺市議らが前回市長選以後も幾度も話題に挙げている。

他にも政務活動費で都構想アンケートなるものを行ったり、自身の堺市での都構想を推進する発行物も大規模に配布している。

 

堺市議会議事録

井関貴文堺市議(堺区)

 

 

  黒田まさき堺市議(東区)

青谷ゆきひろ堺市議(中区)

 

 

池田かつし堺市議(北区)    

驚くべきことに、当の池田かつし堺市議自身が話題にしている

嘘を付いているのか忘れているのか…

 

 

水ノ上成彰堺市議

水ノ上市議は大阪市での住民投票後(当然前回の堺市長選後)に、堺市民に対し都構想アンケートというものを政務活動費で行っており

この支出は違法であるとして住民監査請求を受けている。

ですから前回の市長選後も都構想推進してきたといえます。

 

さらにソレイユの渕上堺市議は、前回の市長選以後も、維新会派が維新プレス 都構想特集号というものを発行し、ガンガンPRしていることを。
維新プレスの現物をアップロードし公表。維新の嘘を指摘します。

はたしてこんな欺瞞ばかりの維新会派の言う「都構想は堺に関係無い」は信頼に値するのであろうか。

こちらの記事に詳しいが、来年度末で、都市計画マスタープランが期限を迎え、次期堺市長は10年20年先までの都市マスタープランを作る重い役割を果たす。

 

都市計画マスタープランの策定時期が任期中にある以上、都構想への賛否は避けられない

https://factchecksakai.net/?p=207

 

当然、将来政令市なのか、特別区になって府依存になるのか?
その判断無しには都市計画マスタープランの策定などできないはず。
やはり都構想隠しはおかしく、永藤氏は正面から向き合い、都構想について各候補議論があるべきである。