丸山穂高議員の酒乱で北方領土の交流事業での大失態が世間で話題です。
維新、松井一郎代表は当初「言論の自由もある」として流そうとしたが、風向きが悪いとなるとあっさり除名し、切り捨てに走った。
そして今はトカゲのしっぽ切のように、「辞職しろ!」となぜか攻撃側に立ってるイメージに付け替えふるまっている。
当初「言論の自由」うんぬんとスルーの構えも見せてたのに、なぜ松井氏は追及撃側気取りなのか…
さらに欺瞞がある。
一方で、先日の統一地方選で当選するも、公職選挙法で逮捕され捜査中の不破・大阪市議は、離党したものの
丸山に対するように松井一郎は辞任を迫らない。
まったくといっていいほど話題にせず、無視を決め込んでいる。
丸山へのそれとは大違いである。
この不破はまだ大阪市議を務め税金から報酬を得続けている。
彼がもうしばらく居座ると、補欠選挙になり、それを狙っているのだろうか?
(今辞めると非維新が繰り上げ当選となる)
維新の議員には不祥事事案は多いのだが、その際の党の措置が全く一貫していない。
元維新の上西小百合は、恋人と旅行に行くため文春の国会を休んだとして、退職した事務員から週刊誌に告発されたのであるが
医者の診断書もあり、遠出したのは国会当日と次の日まるまる休み、その次の日。
現地でも地元町長との会食や、政治家の事務所開きに参加など、明らかに議員活動として行ったようにみえ、週刊誌の告発はやはりおかしい。
これを「品位を汚した」とし除名処分になったのである。
ならば、セクハラ破廉恥宴会が週刊誌に載った井戸まさとし市議は?
通常の勤務時間中に公務ドタキャンして元教え子と不倫繰り返していたのが報じられた中野・柏原市長は?
しょせんどこまでいっても病欠でしかない上西に、這ってでも国会出ろというのか?
「品位」なる謎の基準。情緒で好き嫌いで処分を決めているように思える。
上西も丸山も従順なタイプではなかったという。
暴言についてもそうだ。
馬場伸幸・幹事長は、堺東の高島屋前の演説で「税金をむしゃむしゃ食って太った豚」とおよそ公人とは思えない演説をやったがお咎めなし。
一方でBlogで他会派議員を「アリンコ」呼ばわりした丹野壮収・大阪市議は党から処分を受けた。
それ以前に当時の橋下代表はこれらどころでない暴言を繰り返してきたともいえるが、むろん処分などない。
堺市で大きなニュースになった、小林よしか、黒瀬大の両議員による、実際には印刷実態が無いと考えられるチラシを政務活動費架空請求していた事件でも、
小林よしかは延々守られ、黒瀬大はそうそうに党から切られた。
小林よしかは西野修平府議の奥さんでもあるというのは関係あるのか?
そんな中でも最たるものが、
徳村聡・大阪府議(鶴見区)であろう。
不祥事のデパート 徳村府議
●知人への暴行事件
自身のビジネスに協力しなかったとして、鶴見区医師会新年会に来賓で呼ばれた際、公衆の面前で罵倒のうえ、知人の医師を暴行。全治四週間のけが。刑事告訴を受ける。
●保育所計画を妨害し潰す
自身のビジネスに邪魔なので、既に認可下りて開園が決まってた保育園開設を潰す。
●それに伴い市民を権力ちらつかせ脅迫
暴行された整形外科医の取引先の従業員に議員の権力をちらつかせて脅迫まがいの暴言。
「あんたがこの流れ作ったんやぁ!」「その責任はどないなってんねん一体!」
「これは、会社対徳村聡の戦いになるから社会を揺るがすことになる」
「いかなる行政指導無しにはやっていかれへんねん」
「それかてよう覚えといて。それを分かってんのかと俺は思っとんねん」
「貧乏しても守らなあなんもん…それはメンツや」
「2万1600人の大阪府鶴見区民の思いを込めてバッジ、今は4年間、そのうちの半分預からせて貰ってんねん」
「俺がナメられたら、この鶴見区民がナメられてると解釈すんねん」
「こんな話したないねんけどさぁ、俺さぁ、オマエなぁ、労働のこと結構携わらせてもろとんねん。」
「で、商工労働部てあって、そこでな、衝撃的な事実が出てんねん」
「俺もな、自分と同じくらいの歳やんか?」
「俺らの歳なったら再就職きかんって知ってる?」
(整形外科従業員)「そうですね、きかないですね…」
「わかる?」
(整形外科従業員)「あぁ…怖い」
とんでもない酷い話です。
当然辞職必至の案件でしょう。ところがです。
大甘処分で維新議員を続けることに
この当時徳村は維新府議団で副幹事長の役職も持ち、元自民で同じく自民府議時代からの仲の松井一郎はお気に入りなのか、極めて甘い対応をする。
「大反省してお詫び行脚すべき」「本人は落ち込んでる」「傷害で訴えられてるのは同級生同士の揉め事なので本人同士しかわからない」
等々いい、結局半年の党員資格停止で、しばらくしたら戻ればいいということに。
こんなものは議員控室使えないだけではないか。
記者からの処分が甘いのでは?との声にはこの対応。
甘いとか厳しいとか代表が全て決めてしまうと独裁政党になってしまう
詳しくは過去記事にもあるので参照されたい。
この結果、すぐに維新に戻った徳村府議はといえば…
徳村を府議会で就けたけたのは教育常任委員会(保育所潰しなのに)
その次の年は健康福祉常任委員会(暴行事件なのに)
民を馬鹿にしてるのかというような維新の対応。
しかしだらしないのは維新だけではない。
自公も議員辞職勧告決議を提案すべきではなかったのか?
このような議員の権力を用いて一般市民を恫喝するような公意識の無い議員は許しがたい。
いったい大阪の政界はどうなっているのかとあきれるばかりである。