兵庫県知事選、さいとう元彦候補が維新の傀儡である理由

大阪府の財政ペテンの中枢に関わった幹部

兵庫県知事選、本来副知事の金沢氏を擁立するように決まった兵庫の自民党
ところがいわゆる「造反イレブン」なぜか大阪府の財政課長の斎藤元彦氏を擁立すると発表。
その後、「謎の圧力」が働き、自民党兵庫県連は、兵庫地元の自民党地方議員の決定を無視し、突如この斎藤候補を推薦決定。
こんなの維新と懇意の菅義偉界隈の国会議員通した圧力にしか見えません。
かくして今回の兵庫県知事選、菅政権に媚びる斎藤候補支持の国会議員団+造反イレブンと、菅や二階に嫌がらせされるのも上等!と無所属出馬となった金沢候補を断固支持する地方議員とで自民党は分裂選挙に。

異常すぎでしょ。
現職で勤務中の、しかも別の都市の幹部職員を擁立って何?
維新支配の大阪府の幹部職員と兵庫の地方議員の繋がりも謎だし、この造反イレブンの斎藤課長擁立劇に維新界隈の仲介が無いとは到底思えない。


維新は、「大阪色」が兵庫や京都ではマイナスに働くことが分かっています。
維新色を隠すべく、一芝居打ったと当方は見ております。
それに維新は自民党菅派」とも言われる関係の菅総理周辺がアシストに動いたと考えております。

維新は大阪府で財政再建したかのようなペテンの数字いじりを行っています。財政課長ということはこのペテンの中枢の幹部職員。維新の松井一郎、吉村洋文の忠実なる下僕ということであり、
こんなのを兵庫県知事にすれば兵庫は大阪維新の傀儡政権となるは必至です。




●維新の会のホームページには、「維新所属」として斎藤の名が

斎藤擁立に関し、松井一郎・大阪市長も「彼は維新そのものだ」と会見で語っております。
https://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2021/hyogotiji/rensai/202104/0014211022.shtml
さらに、擁立決定から即、維新のホームページには斎藤元彦が「役員・議員・支部長」として維新メンバーとして掲載されました。

事前から準備してたようにしか見えず、本来維新から出すつもりあったのでしょう。
造反イレブンの流れは単なる「維新隠し」の猿知恵にしか見えません。






●兵庫や他府県との連携を阻害してきたのは吉村知事の側

斎藤元彦候補は、公約として大阪の吉村知事との連携を掲げます。
あたかも前職の井戸知事が吉村との連携を拒んでたかのようですが、それは嘘です。

井戸知事はコロナ禍で、ちょうど関西広域連合の長でして、関西圏として共同歩調を取らねばならないため、それを訴え続けましたが、ぜんぜん関西広域連合に出席せず政治的意図で協力を拒んでいたのは吉村知事であり、松井市長です。

第一波のときに大阪でライブハウスクラスタが起こったことは記憶に新しいと思います。あの頃、令和2年3月26日に関西広域連合の委員会が開かれ、コロナ対策についても話し合う機会があり、このライブハウスクラスタについても話に出ました。

ところが、この会合に吉村知事も松井市長も出席せず。職員を代わりに代理人として出しています。
しかし公務日程見ると「公務無し」。なのに出ないのです。井戸知事への当てつけで。

しかも最低なことに、このときの関西広域連合の開催地は、リーガロイヤルホテル大阪。大阪市の中之島。つまり大阪市役所の眼前です。
これに出ないんですよ?信じられない。
これで「コロナ対策頑張ってる」とか関西マスコミは偏向報道しまくって市民を洗脳してきた。

この後も、大阪市でたびたびコロナ対策会議が行われるも、さぼり続け。

令和2年7月4日にも府立国際展示場で行われるも、またしても出席せず。

松井も吉村も、大阪府知事、大阪市長は関西広域連合で役員と組織上なってます。
やる気も無いならそもそも受け入れるな!

関西2府4県 年末の帰省や会食でコロナ対策徹底を呼びかけ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201119/k10012720571000.html

こちらは令和2年11月19日の関西広域連合の新型コロナウイルスの対策本部会議ですが、またもや大阪市で開催なのに出ていない。
会議をやってる時間帯、吉村はミヤネ屋、報道ランナーをハシゴし、ひたすら自己弁護を述べておりました。府民を馬鹿にしている。

要は維新は兵庫県知事の椅子を狙うと前々から明言しており、そのために井戸知事がたまたまトップということで、関西広域連合に活躍されたくなかった、己がリードしてる風を見せたかったということ。
市民の安全より政党のエゴ。お話にならない。




●公約は新自由主義の維新そのもの

斎藤候補の公約を見れば、明らかに新自由主義そのものであり、維新筋の思想であるのは明らか。

さいとう元彦政策集(詳細版)http://web.archive.org/web/20210714072039/https://saito-motohiko.jp/download/277/

民間人材派遣会社と連携。要はパソナ?
さらにアクリル板設置を義務付けとは、大阪の場合パソナにその見回り隊事業を随意契約。実態はザルということが報じられてきている事業です。同じことをまたやろうとしている。

ここでもまた派遣会社。ハローワーク拡充でなく、なぜかパソナをやたら介在させたがるのはさすが維新といった感じ。

在宅介護サービスの拡大。これもパソナが関わりうる事業ですね。
さらにここで外国人人材の活用。これもまさにパソナがフィリピンなどで研修などして展開してる事業に当てはまります。

相談にLINE活用。大阪では異常にプライバシー懸念高いようなことへもLINE導入を前のめりにし、
昨今のLINEの中国へのデータ流出問題で、止めることになった現状があります。
その大阪で止めることとなったLINE前のめりを性懲りも無くまた言ってる。

外国人特区で外資誘致や!!…これは橋下知事がかつて伊丹空港を廃し、跡地を使い外国人特区を!!と言ってたものと同じです。あれの焼き直しで、いかにも維新。

大阪万博への傾倒。大阪万博は金が無いで大阪・関西万博となり、周辺自治体の金を狙ってます。
確実に斎藤知事になれば、兵庫県の予算は大阪府のATMとなり、万博名目で持っていかれます。

これもまた同じ。維新は大阪観光局というDMOを作り、首長を取ると参加として負担金をがばっと取ります。堺市がそれでやられた。
兵庫もまた将来的に狙われていると考えるべきです。

播磨灘・大阪湾連携ベイエリア再生プラン。
これもまた維新により大阪府のATMとするべく入った公約。
大阪は広域一元化条例などで府に権限奪われ、大阪市の金だけ奪おうとしてます。
堺市も維新首長がこれへの参加をぶちあげており、府へ貢ぐ気満々なのですが、これは兵庫県の予算も狙っているとみるべき。

大阪では公立公園をテレビ局や吉本、電通などに明け渡し、取り込んでメディア支配をしています。
味をしめて兵庫でもやる気満々ですね。

外部人材?
維新は仕事実態謎な「特別顧問」の名で、身内の連中を付け金を流し、手懐けています。また味を占めてやろうとしてますね。

これも堺市が参考になる。維新の手に落ちたとたんに、戦略アドバイザーとして

・上山信一
・原英史
・猪瀬直樹
・佐々木信夫
が就いた。同じような行政私物化が行われるであろう。




維新は大阪府の財政再建をしていない。そのペテンの中枢にいるのが斎藤である

【政治ビラ検証1】府の財政再建したという嘘
http://kyumin.net/proposal/ishin_fu_zaisei/

大阪府の財政を苦しめているのは維新の放漫経営である
http://kyumin.net/proposal/fuzaisei_rinzaisai/

要約すれば、大阪府の財政は全く健全化しておらず、維新の放漫経営が続いているのが現状。
単に新規府債のドカ発行により「黒字でござい」と言ってるにすぎない。
自治体会計において、起債は黒字要素であるため、起債すれば単年度黒字達成などアホでもできます。

その上、今後起債の償還にかかる費用、「公債費」のピーク期で毎年巨額負担となる時期が待ち構えており、大阪府はなんとかして金をせしめようと画策しています。自らの放漫経営という利権はそのままに。

それが都構想の正体であったし、今兵庫の財政も狙われているのである。


結論、斎藤候補は完全に維新



結論としては、斎藤候補は完全に維新。
維新のこれまでの政策を踏襲しているのは明らかです。
大阪府の財政課長なんですから当たり前かもしれませんが。


既に維新の手に落ちた堺市の事例がとても参考になるが、維新首長になったとたんに大阪府の実施する事業に参画し、分担金としてATM化。
主導権は大阪府に握られながら、府財政の危機を肩代わりするような構造になる。


万博費用や、港湾一元化など、維新府政の施策の資金源に兵庫県民の金が狙われている構図があからさまな公約群といえようと思います。

これは…兵庫県は大阪府のATMになりますよ?